「道(タオ)は、ことばで言い切れるものではない」。二千五百年ほど前の中国で生まれたとされる『老子』は、争わず、欲ばらず、水のようにしなやかに生きることを説く短い古典です。「上善は水のごとし」「足るを知る」など、今も日常で使われる表現の多くが、この本につながっています。 本書は、十九世紀のジェームズ・レッグの英訳を底本に、全八十一章を日本語へ訳した翻訳版です。各章に内容がひと目でわかる見出しを付け、むずかしい言葉にはかっこ書きで短い説明を添えました。漢文の知識がなくても、一日一章ずつ、好きなページから読めます。いそがしい毎日のなかで、肩の力を抜く時間をつくりたい方におすすめします。